“アスピーテプロ”がチューブレスに迫る性能のクリンチャーに進化
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日本のタイヤブランドのiRCが、主力モデルのアスピーテプロをフルモデルチェンジした。軽いのに強く、トラブルが少ないというアスピーテプロの基軸を継承し、チューブレスに迫る性能に進化したクリンチャータイヤというのがコンセプトだ。
初代から8年振りに登場した2代目「アスピーテプロ」は、2種類のラインナップを用意する。耐パンクベルトにXガードを採用してタフな『RBCC』と、重量200g(25C)の軽さがウリのレーシングタイヤ『スーパーライト』だ。フックレスリムや新ETRTO規格に対応している。
タイヤのサイズは25C、28C、30Cの3つを用意する。前作では24Cと26Cだったが、現在の市場に合わせてサイズ展開を変更した。
思い描いたグリップ力を発揮する「ヘリンボーンパターン」
タイヤと路面の設置面はコーナリング時にバイクの傾きの角度によって異なる。溝のパターンを変えることで、コーナリング時に安定したコーナリングフォースを発生させている。
①センター部をスリックにすることで、なめらかな走行感を生み、耐摩耗性に優れている。
②ショルダー部は車体を傾き始めた時に安定したコーナリングフォースを発生させる。
③サイド部は車体を大きく倒していくにつれ(10°→20°→30°)安定的にコーナリングフォースが増大する。
「試験機のデーターにおいて、従来の設計では20°→30°に車体を傾ける時に思い描いたほどコーナリングフォースが得られなかったが、ヘリンボーンパターンを採用することによって安定的にコーナリングフォースを得られるようになりました。サポートライダーのキナン選手からも好評の声をいただいています」。
「新ASPITE PROの開発で、 新しい評価設備を導入したことで製品開発の工数が増えて評価の精度が向上しました。今までは官能評価や実績などに頼っていた“ある部分”が数値で明白に評価できるようになり、選手の実走による官能評価との整合性の確立や膨大な量のデータのどの点にフォーカスするかなど、今までにない苦労はあり、実は開発期間が発売予定を半年遅らせてしまいました。 逆を言えば、それらの部分を工数をかけて追及したことで今まで以上に多くの情報、データに裏付けされ、自信をもって世に出せる製品に仕上がったと断言できます。 選手の官能評価とラボ評価の数値が一致し、選手から“良いですね!“と言われたときは、ヨッシャ‼と思いました。」と開発での苦労話を語った。
アスピーテプロ スーパーライト
ASPITE PRO スーパーライト
価格:7480円
サイズ:25C、28C、30C
カタログ重量:200g(25C)、220g(28C)、245g(30C)
トレッドゴム:RBCC2ハイグリップコンパウンド
ケーシング:105d 180TPI
耐パンクベルト:ナイロンベルト
指定空気圧(kPa):600-800(25C)、550-700(28C)、500-700(30C)
指定空気圧(kgf/㎠):6.0-8.0(25C)、5.5-7.0(28C)、5.0-7.0(30C)
指定空気圧(PSI):90-115(25C)、80-100(28C)、75-100(30C)
アスピーテプロ RBCC
ASPITE PRO RBCC
価格:7480円
サイズ:25C、28C、30C
カタログ重量:220g(25C)、250g(28C)、275g(30C)
トレッドゴム:RBCC2ハイグリップコンパウンド
ケーシング:105d 180TPI
耐パンクベルト:840d 40x40TPI X-GUARD/ナイロンベルト
指定空気圧(kPa):600-800(25C)、550-700(28C)、500-700(30C)
指定空気圧(kgf/㎠):6.0-8.0(25C)、5.5-7.0(28C)、5.0-7.0(30C)
指定空気圧(PSI):90-115(25C)、80-100(28C)、75-100(30C)
製品情報ページ:
https://ircbike.jp/lp/newaspite/