ガシロン×サイクルスポーツ 尾根幹ナイトライド
目次
同行カメラマンの提案で、途中の休憩地点でライトを使ったちょっとした遊びの撮影も
晩夏とはいえまだ暑い9月。昼間ではなくて、あえて夜走ってみてはどうだろう。そんなサイクリングイベントが開催された。お供には高機能ライトメーカー「ガシロン」の最新アイテム。ガシロンとサイクルスポーツのコラボイベントの模様をレポートする。夏の終わりに、裏尾根幹のナイトライドを満喫してきたぞ。
東京・尾根幹19時からの夜のサイクリングに出発
幾分暑さの和らいだ9月14日(土)の夕刻、東京・矢野口の「クロスコーヒー」にサイクルウェアに身を包んだサイクリストたちが颯爽と集まってくる。自転車ライト専門メーカー「ガシロン」と、自転車雑誌「サイクルスポーツ」によるコラボ企画「ナイトアドベンチャーライド」が、自転車乗りにはお馴染みの尾根幹で実現した。
当初の告知より、ガシロンからは最高スペックのフロントライト「V9D1800」(なんと1万4800円相当)がプレゼントされるとあって、限定10名という参加者枠はすぐに埋まってしまった。集まってきた参加者たちの自転車歴は、2年~10年以上と幅広く、ヒルクライムやシクロクロス、トライアスロンを楽しんでいる方までさまざま。日中にロングライドを走った後にそのままクロスコーヒーに駆けつけてきた方も。そして、「あえて”夜”を選んで走るのは初めて」という方が大半だ。陽が傾きかけた時間帯からのライドイベントは珍しいだけに、どうなることかと興味津々。
18時よりガシロンジャパンの家本賢太郎代表、アンバサダーの今泉瑞希さん、サイクルスポーツ編集長の吉本司、同編集部の栗山尚久によるトークセッションからスタート。家本代表からは、「最近の自転車用ライトの著しい技術進化に応じて、明るさも格段に向上したんです。ルーメンでいえば、車のヘッドライトの半分くらいの明るさ性能を持っています」と初っ端から驚きの話が飛び出す。
その技術革新を真近に感じているというのは、単3の乾電池を使っていたライトで、20年前からナイトライドをしていた吉本編集長。「ナイトライドはあまりしたことがなくて」と話す今泉さんに、吉本がナイトライドの魅力を話す展開に。「普段見慣れた道も夜になると別の表情が見えてきて楽しんです。ライトの照射範囲が限定されるので、実際はスピードがそれほど出てなくてもスピード感も味わえます」と吉本が語れば、「夜景がきれいに見えるスポットや工場萌えを求めて、なんていう楽しみ方もできますよね」と編集部一の夜型人間・栗山も同調。
その後、家本代表からガシロンのライトの説明と、プレゼントの内容が発表された。なんと、告知していたフロントライト「V9D1800」だけでなく、新製品のテールライト「W10-BS」も配られるといううれしいサプライズも。このイベントが新製品初公開の貴重な機会となった。
ルートは尾根幹をホームコースにしている吉本が、このイベントのために考えてきた。ライト性能も体験できるように随所に暗闇のセクションを織り交ぜた裏尾根幹。プレゼントされたばかりの最新フロント&テールライトを各々のバイクに装着して、いよいよナイトライドへ出発。
前半は普段多くのライダーが行き来する尾根幹線道路から一歩入った道を繋いだマニアックな道ばかりを走る。東京近郊でもまだまだ暗闇がこんなに残っていたのかと改めて驚かされる。「この辺りをいつも走っていますが、こんな道があったなんて知らなかった」という声も。そして、そんな暗闇の道も強力なライトが照らしてくれて、とても心強い。小高い丘に上ると、真っ暗な畑の向こうに人々の営みを感じられる建物の明かりが灯っている。そんなに距離を走っていなくても、ちょっとした冒険気分が味わえるのもナイトライドの楽しいところだ。雲の合間から月が見え隠れする。
総距離20km程度のライドだったが、走り応えは十分。そして、夜間走行を不安に思っていた参加者からも「ライトがとても明るくてびっくりしました。照射モードが一番下でも十分な明るさですね」という声も聞いた。また、新製品のテールライトの明るさも抜群で、後方車ドライバーへの被視認性も高い。ナイトライドを安全に楽しんでもらうのに必要不可欠なアイテムだ。
後半も牧場脇を走る街灯のない区間などを走り、最後は尾根幹を使って矢野口方面へ。クロスコーヒーに戻る頃には21時を回っていた。参加者のみなさんとともに走ったアンバサダーの今泉さんは、「ナイトライドは初めてでしたが、すごく楽しかったです」と新鮮な体験だった様子。大盛況のうちに、今回のコラボ企画はお開きとなった。クロスコーヒーからの帰り道も、各々だけのプライベートなナイトライドとなったはず。これからの秋の夜長に、最新ライトを使った身近な冒険ライドに、あなたも繰り出してみませんか?
最高スペックフロントライト V9D1800
5種あるガシロンのフロントライトの中、もっとも明るい1800ルーメンのウルトラモードを搭載した最上級モデルで、真っ暗な道でも安心して走行できる。モバイルバッテリーの代わりにもなる点も便利。手元操作できる有線リモコンを付属する。
SPEC.
光量:1800ルーメン
本体サイズ:118×53×32.5mm
防水機能:IPX6
バッテリー:リチオン6700mAh
光源:CREE製XML2×2
照射角度:125度
付属品:ブラケット、マイクロUSBケーブル、ワイヤリモコン
使用時間:ウルトラ(1800ルーメン)1時間55分
ハイ(900ルーメン)4時間30分
ミドル(500ルーメン)6時間25分
ロー(200ルーメン)12時間30分
ブレス(50-100ルーメン)50時間
ストロボ(1800ルーメン)2時間45分
ガシロンの最新テールライト W10-BS
SPEC.
光量:最大5ルーメン
本体サイズ:35×27㎜
防水機能:IPX5
バッテリー:350mAh
照射角度:220度
照射時間:MAX66時間
車両発見距離:1000m
充電:マイクロUSBポート5V/0.2A
本体重量:27.8g