ヴァースト、まもなく日本上陸のマグネシウムフレーム
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その高い振動吸収特性から、航空宇宙産業で用いられるマグネシウム合金。これをメイン素材とした米国のバイクブランドがヴァーストバイシクルズだ。
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ロードモデルのR/1
ピナレロ・ドグマなど、過去にフレーム素材として採用されたこともあったマグネシウム。ヴァーストが、マグネシウムをメイン素材とした理由は、その振動吸収性能はもちろん、リサイクルできるSDGsの観点からという理由もある。カーボンはまだまだリサイクルの点で課題が多い素材。
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プラズマコートで守られるフレーム
マグネシウムであれば、軽くて振動吸収性があるというカーボンの特性に似たバイクを作ることができる。マグネシウムは酸化しやすいという難点があるが、航空宇宙産業で培ったプラズマコートでフレームの内外をコーティングすることでそれを防いでいる。この被膜は頑丈で、飛び石やフレームをぶつけて塗膜がはがれてしまっても、下地の被膜は残るという。
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しっかりとした溶接
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サステナブル素材で、サイクリングをサステナブルなものに
ロードバイク、グラベルバイクもラインナップする。まもなく、日本国内での取り扱いもスタートする予定。