BMCからグラベルレースロードバイク「カイウス01」登場
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BMCから、グラベルレースロードバイク「KAIUS01 (カイウス・ゼロワン)」が発表された。日本では、メインコンポにスラム・ライバルeタップAXSを採用した「カイウス01スリー」が発売される。
ロードバイク「チームマシン」のテクノロジーをグラベルレースロードバイク用にブラッシュアップ&調整。ACE+(エースプラス)の重要な4つの要素である軽量化、剛性、快適性、エアロダイナミックスがカイウス01にも生かされている。柔らかい砂利道でもパワーロスせずに適正なトラクションを発揮し、飛び石等の衝撃にも負けない強度を備える。
カーボンレイアウト
フレーム各所に適正なカーボンファイバーを選択。使用されたハイモジュールカーボンファイバーは、カイウス01に必要な快適性や剛性、強度の適正なバランスを軽さを犠牲にせずに実現する。飛び石やその他衝撃にさらされている箇所、例えばダウンチューブの下側は強化されており、砂利が多いコースでも安心してライドできる。剛性と快適性のバランスをBMC独自の分析で表したTCCレーステクノロジーでは、カイウス01は中間のクラスの位置づけとなる。
グラベルジオメトリ
グラベルレースで勝利をつかむという目的のために、ロードバイクのジオメトリをベースにして、それよりもリーチを長くし、前輪を一般的なロードバイクより前方に移動させ、安定性と緩い路面でのトラクションを向上させた。短いステムは、ダイレクト感を生み、レスポンスの高いハンドリング性能をサポートする。
軽量性
カイウス01は、54サイズで、フレーム910g、フォーク400g、 シートポスト160g、コックピット315g、フレームセット1.785kgと、ロードバイク「SLR01」との重量差がごくわずかに抑えられている。
ICS
カイウス01は、調整幅が広い、インテグレーテッドステルスケーブルルーティングのICSを採用。特に、国内未発売グレードのカイウス01ワンには、グラベル用に生まれ変わったICSカーボンエアロコックピットを採用し、デザインが統一されている。ICSカーボンエアロコックピットはトップ幅380mm、エンド幅420mmでデザインされ、ステム角度は12.5°とハイスピードでのコントロール性を失わない工夫がされているほか、重量は前述のように315gと軽量だ。国内で展開されるカイウス01スリーには採用されていないが、別売りのオプションとして発売される予定となっている。
エアロコアデザイン
タイムマシンロードやチームマシンと同じとエアロコアデザインを採用。様々な形状があるサードパーティーのボトルケージを付けた際のフレーム中腹から下部にかけての気流の乱れを防ぐため、フレーム形状にフィットし、一体化できるデザインのオリジナルボトルケージが装備されている。
多用途性
フレームはフロントシングル、ダブル兼用設計。42mmの太さのタイヤを装着することをベースにデザインされており、実測値で最大44mmまで入る。シートポストには軽量でしなりがあり、エアロダイナミクスに優れたD型シートポスト(15mmオフセット)を装備しているが、アダプターを使用すれば、真円の27.2mm径のドロッパーシートポストにも対応する。トップチューブにはボルト・オンシステムを採用しているので、トップチューブバッグやアクセサリを取り付けることができる。
KAIUS 01 THREE
価格:101万2000円
サイズ:47、51、54
カラー:サフラン&ブラック
メインコンポ:スラム・ライバルeタップ AXS 2×12
ホイール:BMC・CRD-400カーボン
タイヤ:ピレリ・チントゥラートグラベルH 40mm
ハンドルバー:BMC・RAB02
ステム:BMC・ICS2
サドル:フィジーク・ヴェントアルゴR5