ジャパンカップ2022開幕! チームプレゼンテーション
目次
国内最大の国際自転車ロードレースイベントであるジャパンカップサイクルロードレースが、栃木県宇都宮市で開催される。コロナ禍を経た3年ぶりの開催となる同イベントは、国内のロードレースファンが待ちわびたビッグレースだ。
初出場となるコフィディス、ロット・スーダル、エウスカルテル・エウスカディの3チームを含む、全16チームが出走する
2022ジャパンカップスタートリスト
10月14日に宇都宮市内、オリオンスクエアでチームプレゼンテーションが行われた。スタートリストに基づいた選手の顔ぶれを紹介していく。
トレック・セガフレード
一番人気を集めたのは、選手ではなく監督のヤロスラフ・ポポビッチと言って差し支えないだろう。選手に目を移せば今月初旬に行われたパリ~ツールで2位に入ったエドワルド・トゥーンスをはじめ、ジュリオ・チッコーネ、アントワン・トールクに注目
1.CICCONE Giulio/ジューリオ・チッコーネ (ITA)
2.BERNARD Julien/ジュリアン・ベルナール (FRA)
3.CATALDO Dario/ダリオ・カタルド (ITA)
4.MOSCA Jacopo/ジャコポ・モスカ (ITA)
5.THEUNS Edward/エドワード・トゥーンス (BEL)
監督: POPOVYCH Yaroslav/ヤロスラフ・ポポヴィッチ (UKR)
バーレーン・ヴィクトリアス
全日本チャンピオン新城幸也を擁するチーム。監督のF・ペリゾッティは「ベストを尽くす。全日本チャンピオンジャージで参加の新城などいいレベルの選手で参戦している。ただ、ほかにも強豪チームがいる。レベルの高いレースになるだろう。上りに強い選手もいるので戦略を組み立てていく」
11. ARASHIRO Yukiya/新城 幸也 (JPN)
12.FENG Chun Kai/フォン・チュン・カイ(馮俊 凱) (TPE)
13.PERNSTEINER Hermann/ヘルマン・ペルンスタイナー (AUT)
14.PRICE-PEJTERSEN Johan/ヨハン・プリース・パイタースン (DEN)
15.WILLIAMS Stephen/スティーブン・ウィリアムズ (GBR)
16.MACIEJUK Filip/フィリプ・マチェユク (POL)
監督: PELLIZOTTI Franco/フランコ・ペッリヅォッティ (ITA)
コフィディス
ギヨーム・マルタン「長いシーズンの最後のレース、ベストを尽くすよ」。サイモン・ゲシュケ「6回目の日本。いいチームなので日曜日は表彰台を狙って走りたい」
21.MARTIN Guillaume/ギヨーム・マルタン (FRA)
22.BIDARD François/フランソワ・ビダール(FRA)
23.GESCHKE Simon/シモン・ゲシュケ (GER)
24.PERICHON Pierre Luc/ピエール・リュック・ペリション (FRA)
25. ZINGLE Axel/アクセル・ザングル (FRA)
監督: DELOEUIL Alain/アラン・デロイユ (FRA)
EFエデュケーション・イージーポスト
出場選手6人中3人が日本人選手という体制で臨む。19年以来のジャパンカップ参戦となるニールソン「世界選手権みたいな上りの長さ。レースをハードにするにはいい。残り4,5周くらいで動く。自信はある。いいチームだからね」
中根「このチームの一員として日本に帰ってこられたのがうれしい。チームのオーダーはまだわからないけれど、全力を尽くす」
岡「第二の地元、走れると思っていなかった。このジャージに恥じない走りをしたい」
若手ロンバルディアで活躍したU23のイタリア人選手アンドレア・ピッコロも注目しておきたい一人だ。
32.PICCOLO Andrea/アンドレア・ピッコロ(ITA)
33.NAKANE Hideto/中根 英登 (JPN)
34.POWLESS Neilson/ニールソン・パウレス(USA)
35.SHAW James/ジェームズ・ショー (GBR)
37.OKA Atsushi/岡 篤志 (JPN)
38.KADOTA Yusuke/門田 祐輔 (JPN)
監督: SOUTHAM Tom/トム・サーザム (GBR)
ロット・スーダル
ジャパンカップ初登場のベルギーチーム。グランツールのステージ優勝、ワンデーレースでの優勝経験のあるティム・ウェレンスは「土曜日のクリテリウムはスペシャリストがいない。でもわくわくしているし、日曜日に向けていい流れになればいい。日曜日のコースになる周回を練習で走ってきた。アップダウンがすばらしい。走りがいがあるね。若手を多くつれてきた。自由なチームだからみんなにチャンスがある。最後の上りが勝負になると思う」とコメント。
51.CRAS Steff/ステフ・クラス (BEL)
52.GRIGNARD Sébastien/セバスティアン・グリニャールベ (BEL)
53.HOLMES Matthew/マシュー・ホームズ (GBR)
54.MALECKI Kamil/カミル・マウェツキー(POL)
55.VAN GILS Maxim/マキシム・ファン・ヒルス(BEL)
56.WELLENS Tim/ティム・ウェレンス (BEL)
監督: VAN DE WOUWER Kurt/クルト・ヴァン・デ・ワウウェル (BEL)
エウスカルテル・エウスカディ
こちらも初出場。スペイン、バスク地方のチーム。ブエルタにも出場したアタックカーのマテは「来ることができてうれしい。いいチームなのでベストを尽くしたい。このチームの色をみんなにアピールしたい」とコメント。
61.LOBATO DEL VALLE Juan Jose/フアン・ホセ・ロバト・デル・バジェ (ESP)
62.MARTIN SANZ Gotzon/ゴツォン・マルティン・サンス (ESP)
63.CUADRADO RUIZ DE GAUNA Unai/ウナイ・クアドラド・ルイス・デ・ガウナ (ESP)
64.AZURMENDI SAGASTIBELTZA Ibai/イバイ・アスルメンディ・サガスティベルツァ
(ESP)
65.MATE MARDONES Luis Angel/ルイス・アンヘル・マテ・マルドネス (ESP)
66.GOIKOETXEA GOIOGANA Peio/ペイオ・ゴイコエチェア・ゴイオガナ (ESP)
監督: AZANZA SOTO Jorge/ホルヘ・アサンサ・ソト (ESP)
チーム ノボ ノルディスク
1型糖尿病の選手だけで構成されている同チームは、ジャパンカップの常連。「同じ病気を持っている患者さんのため、ファンのためにベストを尽くしたいと思う」
71.BEADLE Hamish/ハミッシュ・ビードル (NZL)
72.BRAND Sam/サム・ブランド (GBR)
73.PHIPPEN Logan Lakota/ローガン・ラコタ・フィッペン (USA)
74.KUSZTOR Péter/ペーテル・クストル(HUN)
75.LOZANO RIBA David/ダヴィ・ロサーノ・リバ (ESP)
76.HENTTALA Joonas/ヨーナス・ヘンッタラ(FIN)
監督: MIKHAYLOV Gennady/ゲンナジー・ミハイロフ (RUS)
リュブリャナ・グスト・サンティック
ツール・ド・とちぎで大活躍した同チーム。若手育成に長けているチームで、ポガチャルがかつて所属していた。「宇都宮に帰ってこられてうれしい。スタートからアグレッシブに行く。日本を楽しみたい。スロベニアクリテリウムチャンピオンのマティスがいる。日曜日もみんなでレースを作っていきたい」
81.HOPKINS Dylan/ディラン・ホプキンス(AUS)
82.JORDAN Adam/アダム・ヨルダン (SLO)
83.POTOČKI Viktor/ヴィクトル・ポトチュキ (CRO)
84.SKOK Anže/アンジェ・スコック (SLO)
85.KRALJ Fabijan/ファビアン・クラル (SLO)
86.MAČEK Matic/マティツ・マチェック (SLO)
監督: POLJANEC Tomaž/トーマス・ポリャネック(SLO)
トレンガヌ・ポリゴン・サイクリング・チーム
シンガポールチャンピオンのゴーを擁する。「明日のクリテリウムで勝負。いい仕事ができると思う。日曜日もベストを尽くしたい」
91.MEIJERS Jeroen/ジェローン・メイヤース(NED)
92.GOH Choon Huat/ゴー・チュン・ファン(SIN)
93.HIBATULLAH Jamal/ジャマル・ヒバトゥラ(INA)
94.OTHMAN Muhamad Afiq Huznie/ムハマド・アフィーク・フズニー・オスマン (MAS)
95.LAKASEK Irwandie/イルワンディ・ラカセク(MAS)
96.HAMDAN Wan Abdul Rahman/ワン・アブドゥル・ラフマン・ハムダン (MAS)
監督: WAN AHMAD WAN NIK Wan Mohd Nazri/ワン・モハマド・ナズリ・ワン・アフマド・ワン・ニック (MAS)
チームUKYO
現在、ツール・ド・ランカウイとジャパンカップの2つのレースに参戦している関係で、ジャパンカップには4人で参戦。10月6日まで開催されていたツール・ド・台湾で総合優勝したダイボールがエース。その勢いで活躍を期待したい。
101.DYBALL Benjamin/ベンジャミン・ダイボール (AUS)
102.TAKEYAMA Kosuke/武山 晃輔 (JPN)
104.UWANO Hayato/上野 颯斗 (JPN)
105.ONAKA Riku/大仲 凜功 (JPN)
監督: ONISHI Keita/大西 恵太 (JPN)
宇都宮ブリッツェン
ジャパンカップの地元宇都宮のチームは、スペシャルジャージで登場。エースの増田は「開催してくれた主催者に感謝、待っていてくれた観客に感謝です。過去最高の成績を狙っていきたい。地元の期待を背負っている。このプレゼンテーションの盛り上がりが懐かしい。地元チームとして最高の走りを見せたい」とコメント。
111.MASUDA Nariyuki/増田 成幸 (JPN)
112.ABE Takayuki/阿部 嵩之 (JPN)
114.ONODERA Rei/小野寺 玲 (JPN)
115.NAKAMURA Kaito/中村 魁斗 (JPN)
116.MIYAZAKI Taishi/宮崎 泰史 (JPN)
117.KOSAKA Hikaru/小坂 光 (JPN)
監督: SHIMIZU Yusuke/清水 裕輔 (JPN)
キナンサイクリングチーム
ヨネックスのバトミントンラケットでシャトルを飛ばして登場したキナンレーシング。こちらもツール・ド・台湾から帰国組。今年引退を発表した中島はクリテリウムだけの出走。
122.GARCIA FERNANDEZ Marcos/マルコス・ガルシア・フェルナンデス (ESP)
123.YAMAMOTO Genki/山本 元喜 (JPN)
124.ARASHIRO Yudai/新城 雄大 (JPN)
125.YAMAMOTO Masaki/山本 大喜 (JPN)
127.NAKAJIMA Yasuharu/中島 康晴 (JPN)
128.KARIYA Kazutoshi/仮屋 和駿 (JPN)
監督: ISHIDA Tetsuya/石田 哲也 (JPN)
シマノレーシングチーム
若手育成がテーマのシマノレーシング。野寺監督が率いる。横山「ツール・ド・台湾から帰ってきて、いま動けている。そのなかで戦っていきたい」
131.MINATO Ryo/湊 諒 (JPN)
132.YOKOYAMA Kota/横山 航太 (JPN)
133.NAKAI Tadaaki/中井 唯晶 (JPN)
134.KAZAMA Shoma/風間 翔眞 (JPN)
135.AMANO Takeharu/天野 壮悠 (JPN)
139.SATO Takashi/佐藤 宇志 (JPN)
監督: NODERA Hidenori/野寺 秀徳 (JPN)
愛三工業レーシングチーム
アジアツアーを中心に走っている愛三は7年ぶりにジャパンカップに参戦。鈴木譲が宇都宮で走っていたので大きな拍手をもらっていた。2021年の全日本チャンピオン草場がいる。スプリンターの岡本は「ツール・ド・台湾からの転戦。体は動いているので、チームで動いてクリテリウムは勝ちに行きたい」
141.WATANABE Shotaro/渡邊 翔太郎(JPN)
142.OKAMOTO Hayato/岡本 隼 (JPN)
143.KUSABA Keigo/草場 啓吾 (JPN)
144.TOBARU Hayato/當原 隼人 (JPN)
145.WATANABE Ayumu/渡邉 歩 (JPN)
146.SUZUKI Yuzuru/鈴木 譲 (JPN)
監督: BEPPU Takumi/別府 匠 (JPN)
那須ブラーゼン
もうひとつの地元チーム。今年は、チーム結成10周年にしてUCIレースでも勝利している。「一丸となって上位を目指していきたい。10年の歴史にふさわしい走りをしたい」
151.TANI Junsei/谷 順成 (JPN)
151.NISHIO Hayato/西尾 勇人 (JPN)
153.KANEKO Daisuke/金子 大介 (JPN)
154.SATO Hiroshi/佐藤 大志 (JPN)
155.NISHIO Keito/西尾 憲人 (JPN)
158.TAKEMURA Taku/竹村 拓 (JPN)
監督: WAKASUGI Atsuhito/若杉 厚仁 (JPN)
日本ナショナルチーム
浅田監督率いる日本ナショナルチーム。全日本TTチャンピオンの金子を含む6人で構成され、金子以外は全員U23の若手で参戦する
161.KANEKO Sohei/金子 宗平 (JPN)
162.IWATA Seiya/岩田 聖矢 (JPN)
163.KAYAMA Hiryu/香山 飛龍 (JPN)
164.TERADA Yoshiki/寺田 吉騎 (JPN)
165.YAMADA Takumi/山田 拓海 (JPN)
166.YAMAMOTO Tetsuo/山本 哲央 (JPN)
監督: ASADA Akira/浅田 顕 (JPN)
2022ジャパンカップクリテリウムスケジュール
開催日 | 2022年10月15日(土) |
会場 | 宇都宮市大通り周回コース(1周2.25km) |
時間(予定) | 14:25 オープニングコンテンツ 14:45 ホープフルクリテリウム 15:05 ガールズケイリンスペシャルレース 15:40~ ジャパンカップクリテリム 16:30頃 レースフィニッシュ 18:40~ 表彰式(会場:オリオンスクエア) |
総距離 | 33.75km(レース15周)※レース前にパレード2周を実施 |
スプリント賞 | 4周、8周、12周 |
2022ジャパンカップロードレーススケジュール
開催日 | 2022年10月16日(日) |
会場 | 宇都宮市森林公園周回コース(1周10.3km) |
時間(予定) | 9:00~ 選手紹介・出走サイン 10:00~ ジャパンカップサイクルロードレース 14:10頃 レースフィニッシュ 14:30~ 表彰式 |
総距離 | 144.2km(10.3km×14周) |
山岳賞 | 3周、6周、9周、12周 |