エドワード・トゥーンスが連覇 ジャパンカップクリテリウム2022
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ジャパンカップサイクルロードレースの前日、10月15日にジャパンカップクリテリウムが開催された。開催11回目は、3年ぶりの開催ともあり、多くの観客が詰めかけ、ジャパンカップ
宇都宮市大通り周回コース(1周2.25km)を15周する33.75㎞で争われたレースは、前回大会に続いてトレック・セガフレードのエドワード・トゥーンス(ベルギー)が優勝し2連覇。2位にはコフィディスのアクセル・ザングル (フランス)、3位にEFエデュケーション・イージーポストの岡篤志(日本)が入った。
終始トレック・セガフレードがコントロール
前回は大落車があり、途中でレースが中断されたが、今年はトラブルなくレースが進行。
逃げを試みる動きがたびたび起こったが、常にトレック・セガフレ
4周目のスプリント賞に向けては、中根英登(EFエデュケーション・イージーポスト)、西尾憲人(那須ブラーゼン)がアタック。そこに渡邊翔太郎(愛三工業レーシング)が合流。最終的に渡邊が先着して最初のスプリント賞を獲得。
続く8周目のスプリント賞に向けては、ニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト)とスティーブン・ウィリアムズ(バーレーン・ヴィクトリアス)が先行。そこにギヨーム・マルタン(コフィディス)が追いついて3人でスプリントへ。獲ったのはパウレスだ。
12周目は、11周目の段階でシモン・ゲシュケ(コフィディス)、フォン・チュン・カイ(バーレーン・ヴィクトリアス)、カミル・マウェツキー(ロット・スーダル)、新城雄大(キナンサイクリングチーム)が先行していたが集団が吸収。そこからヴィクトル・ポトチュキ(リュブリャナ・グスト・サンティック)が先着した。
そしてフィニッシュにむけて集団は一つになって、各チームでトレ
トップチームの競演
大集団のまま最終コーナーを立ち上がって、最初に見えたのは最も
別府史之引退セレモニー
クリテリウムの前には、昨年プロを引退した別府史之さんの引退セレモニーが行われた。「やはり日本のファンの前で、引退したかったが、コロナ禍のためそれがかなわなかった。今日、こうして日本のファンの前でセレモニーを開いてくれた関係者、来てくれたファンに感謝したい。今後はセカンドキャリアとしてフランスでジャパニーズスピリッツ(焼酎)の生産に挑戦します。日本人としてロードレースの世界に挑戦したのと同じくらい大きな挑戦になる。応援してほしい」と語った。
トレック時代、共に戦ったポポビッチ監督(トレック・セガフレード)が祝福に駆け付けると思わず涙がこぼれた。
2022ジャパンカップロードレーススケジュール
開催日 | 2022年10月16日(日) |
会場 | 宇都宮市森林公園周回コース(1周10.3km) |
時間(予定) | 9:00~ 選手紹介・出走サイン 10:00~ ジャパンカップサイクルロードレース 14:10頃 レースフィニッシュ 14:30~ 表彰式 |
総距離 | 144.2km(10.3km×14周) |
山岳賞 | 3周、6周、9周、12周 |