サルトの新型エアロロード「ラソ」発表
イタリアのハンドメイドフレームメーカーSARTO(サルト)から、新型エアロロードバイク「Raso(ラソ)」が発表された。空力性能、軽さ、快適性の3つを備えたモデルだ。
ラソは、レーススピードとエンデュランスバイクの快適性とを融合させるために作られたサルトの新しいオールロードモデル。高速走行と悪路でのスムーズなフィーリングとを追求し、あらゆるライディングでエアロをもたらすように設計されている。
強度に優れた単一方向性カーボンを採用したラソは、イタリアはヴェネト州のサルト本社で自社製造される。積極的に切り詰められたチューブはあらゆる角度で風を受けるように配置されている。
サルトは何年もかけてフレームを微調整し、パワーとコンプライアンスとをバランスさせ、クッションが効いていてもワット数を犠牲にしないという。フレームレイアップと振動減衰シートステーのようなデザインにより、35mm幅までのタイヤを装着できるクリアランスもあり、ラソは剛性、強度、快適性、どんな道でも高速で走れる多用途性を提供する。
創業者であり社名にもなっているエンリコ・サルト氏は次のように話す。「ラソは、サルトにとって新しいページを開くものであり、我々の新しい機械で完全に生産された最初のフレームです。サルトの信念は、革新の力と新しい技術への投資です。カーボンファイバー切断機やオートクレーブのような新しい技術によって、素材研究や技術的な解決を加速させ、社内の能力を強化し、イタリアですべてを手作りするという誇らしい伝統を継承しています」。
コックピットには、トレイルからインスピレーションを得てフレアハンドルを採用している。25mm、10.75°のフレアで、ドロップは125mm、リーチは75mmだ。
サルトは全てを自社で製造しているため、サルトの他のモデルと同様に、ラソもオーダーメイドで製作することができる。自社でペイントも行えるので、シンプルな単色から完全なカスタムデザインなどにすることもできる。また、予め決められたサイズやカラーも用意されている。