サイクリングシーズン目前の佐渡へアクセス!
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佐渡の玄関口、両津港
日に日に春めいてくる今日この頃、サイクリストの読者諸氏においては、サイクリング欲がむずむずとしているのではないだろうか。気温が上がれば自然と体も動くようになってきて、今年のサイクリングの計画を立てようかなと考え始める頃合いだ。コロナ禍では行きにくかったところも、そろそろ行先の候補にあげられる。離島はそのひとつ。
島国日本には数々の離島があるが、自転車アイランドとして名をはせるのが佐渡。島の冬が明けて、サイクリングシーズンが始まったこのタイミングで、佐渡への旅を計画してみてはどうだろう。
佐渡1周は210km、獲得標高2218m
佐渡の外周をぐるりと1周走るとその距離は210kmにもなる。そして獲得標高は2218mだ。標高マップを見てもらうとわかるように、長い峠はないが、海岸線特有のアップダウンが続くので、それが積みあがってこの獲得標高になる。
佐渡へのアクセスは?
言わずもがな、佐渡は日本海に浮かぶ島なので、アクセスは船となる。佐渡に渡る船は新潟港と直江津港から出ている。
便数も多くメインの航路となるのは新潟港からの便で、ジェットフォイルと、フェリーから選べる。ジェットフォイルは水中翼船という高速航行が可能な船。フェリーは車も積載できる大型船だ。ジェットフォイルのほうが所要時間が短いが、その分料金も高くなっている。フェリーは自転車をそのまま積むこともできるが、輪行した方が安いので、オススメ。ジェットフォイルは輪行が必須となる。
新潟駅から新潟港へ
新潟港は上越新幹線新潟駅から約3km。鉄道で輪行して新潟駅に到着して、自転車を組み立てて港まで走ってまた輪行……、してもいいけれど、地元のタクシーは慣れたもので、輪行状態であれば自転車をトランクに乗せてくれる。また新潟港行きの路線バスもある。
路線バス:210円
タクシー:小型約1200円
車で新潟港へアクセスする場合
日本海東北自動車道・新潟亀田IC、北陸自動車道・新潟西ICから約30分(9km)
佐渡汽船駐車場料金
入場〜1時間まで:無料
1時間〜5時間:30分あたり100円
5時間〜24時間:800円
※乗船窓口にて「佐渡航路利用者料金適用カード」を受領してください
直江津駅、上越妙高駅から直江津港へ
JR信越本線、えちごトキめき鉄道の直江津駅から直江津港までは約2.2km。タクシーまたはバスで、所要時間は約10分〜20分。また北陸新幹線の上越妙高駅から直江津港までは約14km。連絡バスでの所要時間は32分。
路線バス:180円(直江津駅から)、660円(上越妙高駅から)
タクシー:中型約1000円(直江津駅から)
車で直江津港へアクセスする場合
北陸自動車道・上越ICから約10分(4.5km)
駐車場料金
1時間:50円(小型車)
佐渡汽船の運賃と所要時間
2023年3月31日までの料金
新潟港から両津港へ→ジェットフォイル:1時間7分(大人片道/7460円、往復/1万4310円)/カーフェリー:2時間30分(大人片道/3370円〜1万6920円)+手荷物運賃520円
2023年4月1日〜6月30日の料金
新潟港から両津港へ→ジェットフォイル:1時間7分(大人片道/7260円、往復/1万3910円)/カーフェリー:2時間30分(大人片道/3170円〜1万6720円)+手荷物運賃520円
2023年4月29日から運航
直江津港から両津港へ→カーフェリー:2時間40分(大人片道/3380円〜8180円)+手荷物運賃550円
3月31日(金)締切! 2023佐渡ロングライド 5月21日(日)開催!
Sコース
距離180km、獲得標高2500mの上りが厳しい最難関コース。300人限定
参加費:1万2000円
Aコース
佐渡ロングライドの定番、島を一周する210km。Z坂、大野亀、宿根木集落といった佐渡の名所を網羅できる
参加費:1万円
Bコース
距離130km、島の北側、大佐渡を一周する
参加費:8000円
Cコース
大佐渡の外周部を走る距離100km。フィニッシュ地点はスタートと異なり両津港となる。
参加費:7000円
※A〜Cコースの小中学生参加費3500円、Sコースは参加不可
佐渡ロングライドの時には、臨時の手荷物券発売所が設けられる。島に渡る前からイベント気分が盛り上がる。